不景気

元同じ職場で働いていた同僚が去年会ったとき、三菱に派遣で働き身体をこわし、仕事ができなくなったので、生活保護を申請するよと言っていた。08年度は世界的な金融不安の中で大きく景気が後退し、年末には派遣切りが社会問題化した。09年度に生活保護世帯がこれまでの傾向以上に増加した背景には失業者の受給増が大きく影響しているのは、勤労者の給与が減少する中で04年から08年にかけて生活保護基準は据え置かれたままであり、下手に働くより生活保護を受けた方が有利という条件下の世帯が増えてきた影響も見逃せない。2009年12月には保護世帯数がはじめて130万を越えて、伸びがすごいと思ったが、 今年6月に生活保護を受けた人が、前月比1万8822人増の190万7176人となったことが22日、厚生労働省のまとめで分かった。受給者が190万人を超えたのは1955年以来で、 昨年12月の180万人超から半年で約10万人増加した。受給世帯数は前月比1万3711世帯増の137万7930世帯で、過去最多を更新した。半年で7万世帯増えたが、これからもっと増えるだろう。