男と女の関係

18年前の乳がんが再発して、2ヶ月で死んでしまうとは、誰も思わない。いまだに彼女が何を考え、何をしたかったかは解らないし、死ぬ間際に愛していると言ったけれども、15年前にケンカのもとの、彼に電話していたNTTの電話記録をみつけた。男女の心の中は藪の中、ただお金を残してくれたことだけは事実だ。
100万円の定期預金があって、それを相続するために、戸籍を渋谷区役所から彼女の生まれ届けた武蔵野市役所、最初の結婚の国立市役所にたどり着き、今日は大分県静岡県に戸籍を取寄せを要求した。一昨日戸籍に掲載してあった23歳ごろ新婚生活していた住所を訪ねたら、まだマンションが存在し、周りは自然があり、彼女の好みの環境で、人生で一番幸福の時期だったのを感じた。戸籍から彼女の両親は1年もたたずに協議離婚している。それゆえにか彼女が僕にたいする接し方は、子供が父親に対する愛情の示し方で、僕自身も父親を小学1年になくし、父親というものが理解できず、そのような二人が一緒の生活をするじたい無理の話で、いつも対立や喧嘩がたえなかった。