リーダーとは知識、見識、胆識の三識を身につけている人である。最初の知識は説明しなくても解る。情報やデーターを持っている人である。次の見識は、知識に自分の考え方を付加価値としてプラスしたものである。胆識は、この見識にさらに決断力と実行力を加えたものである。料理に例えると、知識は生野菜、生野菜をサラダや炒めものにして、美味しく食べられるようにしたのが見識である。この料理を美味しく味わい、栄養分を自分のものにするところに胆識が生まれる。知識の段階では単なる物知り、見識で留まっている限りは評論家であり批評家で、学者の世界。リーダーで大きな仕事をやり遂げるのは胆識の持ち主である。リーダーは、評論家、批評家、学者と違い結果を出す人でなければならない。そのために判断と決断と、それに断行がともなわなければならない。