学ぶ

今日の日経新聞に日本の世界シェアが低くなり、日本勢の薄れる存在感が掲載されていた。高度成長のころの日本はアメリカから学び、アメリカを追い越そうと努力してきた。しかしトヨタが世界一になったころからまなぶ(学ぶ)謙虚がなくなってきてた原因なのか。学ぶの語源はまねぶ(学ぶ)からきていると言う。口まねをする。真似する。模倣する。と書かれている。日本の製品は世界一になったことがマネル国がなくなって追われる立場になり、学ぶことを怠ったつけが出てきたような気がする。
ある時期にあふれるばかりの好奇心と能力に充分な糧を与えられ、思考や想像力が自由にはばたいたとき、乾いた砂が水を吸い取るように自発的に学ぶようになる。この自発的によって独学能力と思考能力を身につけ、生涯において心をゆたかにし、何処におかれても一生一人で学び続けることが身につく。昨今、小学校の時から子供を一流大学に入れるために、学習塾やさまざまなおけいごとに通わせる傾向は過熱する一方で、子供たちは幼稚園から、進学という至上目的のために生活時間の大部分を勉強のためにそそがれる。こうしたことが子供たちの自発的な好奇心や学習意欲をかえって損なうおそれがある。学校教育の目的が一流大学に入学させることにだけに力をそそぐ親たちが多いのに驚く。人生で退屈に無縁になるには学ぶ楽しみ、考える楽しみを持つことが大切である。