未熟な日本

参議院選挙が終わってから一週間になろうとしている。政局は混沌とし、管直人総理大臣の求心力がなくなっているように見える。参議院選挙で大敗したといって、総理大臣が周りにペコペコし、誤り行脚をおこなっているのを見るとなさけなくなる。政権与党が安定で政権運営を行うためには参議院過半数確保が絶対に必要である。それがなければ衆議院選挙で国民に公約した政策を実現する事が出来なくなる。参議院過半数割れした政権は連立を組むか、部分連合を目指すしかないが、いずれにしても他党の要求を受け入れざるを得ない。選挙で国民に公約した政策をストレートに実現する事が出来ず、政権に押し上げた国民の期待を裏切る事になる。これでは民主党は死にたいである。人は感情の動物で、人間の一生涯は感情の質や起伏によって、考え方や行動することまで左右される。成長にするに従って、感情は無意識のうちにはたらくようになる。感情的という言葉は、悪い意味に使われるけれども、この感情をコントロールする力さえ健在ならば、感情はゆたかで深くあるほど、人間らしさをつくりあげ、味わいのある人生を送ることができる。知能ばかりよくても、感情の足りないロボットのような人々をつくりだすだろう。成長に従い感情は感官的、生命的、心情的、精神的感情に成長する。精神的感情に行くほど肉体への密着度は薄れていく。政治にしろ世の中は感官的感情が多く未熟に感じる。