中国のバブルが弾ける2

金融危機が起きてから、中国は人民元相場の安定を維持することで世界経済の回復に寄与してきたと主張。また、中国の輸出に明確な回復の兆しはまだ出ていない、そのため、中国は人民元相場の安定を維持する必要があるし、ドル安が進めている中で人民元相場の切り上げを要求することは、世界経済の回復に貢献出来ず、公平でもないと言っているが、訪中中の国際通貨基金(IMF)のカーン専務理事が、北京で演説し、人民元相の切り上げと中国国内消費の拡大が、世界経済の不均衡を是正し、健全な成長を保障するのに必要と述べ、中国政府に人民元相の切り上げを促し始めたことは、中国バブルが弾ける危険の兆候だ。経済の動向は政治がどう動くかで決まる。民主党公共投資を抑制し、雇用、環境、景気の三つを位置付けている。地方は公共事業は少なくなり、土建業者の倒産が起こる。建設現場で働いていた人たちがデリケートーの介護の世界に入って行くのは大変なことで、はたしてやっていけるのだろうか。景気が2番底にならないように、2次補正には、大学生や高校生の就職支援策や高齢者の医療負担軽減策、光熱費を節約できる断熱住宅への建て替えを支援するエコ住宅ポイントなどの施策を盛り込んでいる。2次補正の予算規模については、菅国家戦略担当相が2兆7000億円を想定しているが中国比べて微々たるもんで、これでは景気はよくならない。また中国人民銀行中央銀行)は17日の人民元の基準値を1ドル=6.8271元と発表した。2005年7月21日の切り上げ以降の人民元の上昇率は19%になり、さらにアメリカの圧力によりさらに上がるだろう。今日の株価で解るように、8月から株価の動きはダッチロールで、株価は半年先の経済を表すと言い、来年のなかばまでよくならないと言っている。