知恵と経営戦略

いま高付加商品でも安くなければ売れないような世の中になってきた。売れ筋の商品の単価が下がり始めると、なかなか元に戻らない。世界的デフレや新興国の中間層の台頭などを背景に商品単価の戻りは数量の戻りより鈍い。日本のメーカーの高機能化、高付加価値化の進めてきたモデルのやり方は通用しなくなったきた。このような経営環境下ではじっと耐えて、景気回復を待っていたのでは生き残れない。7割の経済でも勝ち残る知恵と経営戦略が必要である。
首相の鳩山氏が所信演説の中や、やたらに友愛と言葉を使うが友愛という言葉は、戦乱に明け暮れたヨーロッパの統合を提唱し、EUの父と呼ばれたクーデンホフ・カレルギー伯(オーストリア・ハンガリー帝国の貴族、ハインリッヒ・クーデンホフ・カレルギー伯と青山光子の二男)が、著書「自由と人生」のなかで、唱えた「友愛革命」に由来している。鳩山由紀夫の祖父・鳩山一郎元首相が戦後、公職追放中、軽井沢に隠棲していたとき、これを読み、感銘を受け、翻訳している。
友愛とかの言葉からキリスト教の教えを感じる。やはり祖父はクリスチャンであった。連れあいもクリスチャンで同じ臭いがする。いつもきれいごとの理想論をばかり言ってけんかをする。思想に流れている考えは博愛主義、現実の社会は理想道理にはいかない。汚いものは見ないで美しいものを見るようにする。音楽家も同じでお嬢さん育ちが多く、現実離れがする。日本の経済は当分立ち直ることはできない。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=119769