失われて行くもの

いま失われ行くのは物事を感じる感性、夏なら木々から挿す、こぼれ日に夏を感じ、木々が紅葉し、秋を感じ、紅葉が終わり散り始めると冬が近いのかという季節感がなくなっている。効率を求めコンクリートのマンションがいたるところにでき、エアコンのきいた部屋で過ごす毎日では季節感を感じない。テレビから流れる季節感では人間は無機質になってくる。食べ物もスーパーで売っている加工されたものを買って、テーブルに並べただけでは、美味しいかもわからないが自分で料理をし、自分の舌の味覚で作る料理に感動し、食べてくれる人が美味しいねと言ってくれることで喜びが増すと思う。