かぜ

数ある病気の中で、風邪だけが「引く」、その他の病気は「かかる」「なる」「おこす」と言う。一般に、風邪はこじらせないという言葉だろう。風邪はは誰でもひくが、こじらせると、肺炎や脳炎といった病気になる。こじらせないというのは戒めの言葉だ。風邪は、引いちゃだめよ、押して、押し返す。外から帰ったら、手を洗い、うがいをして押し返す。理にかなっている。
インフルエンザウィルスは低温・低湿ですと空気中に長く浮遊してしまう。室内の気温20度以上で湿度50%以上になると、インフルエンザウィルスの生存率が3%程度にまで落ち込むという。湿度を維持するには、洗濯物を部屋干ししたり、加湿器が有効で、さらに、除菌効果がある床用ワイパーで床を拭くと空気中から落ちたウィルスを除去できる。じゅうたんには、コロコロが有効である。インフルエンザ潜伏期間は、一般的には1日から2日と言われ、その後症状が現れます。短いインフルエンザ潜伏期間では24時間後に症状が出て、長いインフルエンザ潜伏期間では4〜5日後に症状が出ると言われている。
インフルエンザ潜期間後の症状は、突然38〜40度の高熱出て発病し、それと同時に悪寒、頭痛、乾性の咳、背中や四肢の筋肉痛、関節痛、全身倦怠感、食欲不振などの全身症状が現れる。これに続いて、鼻水、のどの痛みや胸の痛みなどの症状も現れる。発熱は通常3〜7日間続き、約1 週間の経過で軽快するのが典型的なインフルエンザの症状で、いわゆる「かぜ」に比べて全身症状が強いのが特徴である。
いま日本を覆っている閉塞感は、大量失業時代の幕開けにおびえているのだろうか。答えはイエスであろうし、まだまだ理由は多くあるだろう。住宅を除けば、日本にはぜいたく過ぎるほどモノがあふれ、自由がある。日本人が自ら幸せと感じられない何かに問題があるのだと思う。生活や社会が思いのままにならないのではなく、そこそこの幸せを幸せと感じられない。いま中国では新人類、八十后(バーホンホゥ)と呼ばれ、ここ数年メディアに取り上げられている。八十后の后は日本語の後という意味で、1980年代生まれの若者たちで、20歳から29歳のひとたちである。この人たちに今後の暮らし向きを聞くと、よくなってくると答える人が67%、日本人の20代は26%である。今の日本の20代は、ものに興味がなく、酒も飲まず、休日は自宅で過ごす傾向だと言われている。この差は将来に夢を抱けないからだと思う。