現実

今、京王線の特急に乗って新宿に向かっている。ほぼ満員でこの時間、普通なら会社勤め、営業には見えない、何をしている人なのか。都会の繁華街は不思議で、時間があってないようなところだ。アルバイトなら若者には食べていける街で、生きて行くのに、それほどの深刻は感じられない。ドトルコーヒーに入れば30人の若者がタバコを吸いながら話している。アルバイトで生活をしている人々で、日本での現実の姿がここにある。これから歌舞伎町に移動、途中で金券ショップを覗くとお客は買っていないし、売れてない。どうしたのか。今、歌舞伎町のマックの2階から見渡すと、これほどさびれた街のようすに驚き、かって山谷を訪れた驚きだ。石原さん、あまり締め付けると、この参上になる。歌舞伎町はなるほど明るくなった。裏に回れば銀座のような街並みに変かしているが銀座に比べて伝統がないし、新宿のよさは泥臭さにあったのに銀座の真似では個性がない。