勘違い

今日で最後の株主総会が六本木の東京ミットタウンであった。8年前は1000円していた株27円もなって、社長の品格も落ちた。やくざのおっちゃんの口調で、30分のしゃんしゃんで終わり。よく貧乏すると貧すると言われるが気持にゆとりが無くなってくるのだろう。世の中、金持ちにならんといかんよ。
広尾のマックで注文したら、女の店長が気取りながら注文を受ける、広尾の店長は一流と思っているのか。ようは中身なのに勘違い、朝の株主総会も会社運営能力もないのに、六本木のホテルでやる無能さ、まだ砂糖会社の方が自分をわきまえている。周りはうら若き女性ばかり、広尾にくればお嬢さんになれると思ってきてるようだ、外を美しく飾っても中身が無ければ、お嬢さんにはほど遠く感じるよ。
5月の完全失業率(季節調整値)は5.2%と前月から0.2ポイント悪化した。厚生労働省が同日発表した5月の有効求人倍率(同)も0.44倍と前月から0.02ポイント下がり、過去最悪を更新した。生産に持ち直しの兆しがみられるが不況を理由に40代から50代の首切りが始まっている。この層は賃金も高く新入社員と入って30年たつ人々、過去には実績はあったが、今は時代に取り残され、いてもいなくても好い社員は出てくるものです。不況をチャンスに首切りをやる。転籍や営業に移動さえ、数字で実績が出なければ首をせまる。
前に書いたが何事もビジネスモデルを造ることが難しいと書いた。この頃ラーメンの日高によく入るようになって、牛丼の吉野家のラーメンが撤退したのも解る。安くてそこそこの味を提供する「中華居酒屋」を出すというビジネスモデルを確立して、約三十年の試行錯誤から得た経営だと言っているがうなずける。東京駅や六本木の日高屋には料理人や従業人が中国人だけのお店、味つけもなかなか美味しい。同じ材料を使っていても、味覚は創る人それぞれで、本場中国の人にはかなわない。一番人が集まるところに才能のある人材を投入する経営手腕は驚く。いくいくはこの人たちに中国での日高の経営を任すのだろう。
今回、ホテルで株主総会を開いたところが多かった。18日茅場町のロイヤルパークホテル、24日赤坂のホテルニューオータニ、25日銀座の帝国ホテル、26日虎の門ホテルオークラ、29日六本木のザ・リッツ・カールトン東京と5箇所にいったが従業員の接客態度とホテルの雰囲気はロイヤルパークホテルが一番よかった。小さなホテルだが椅子や従業員の配置に気をつけ、困っているとホテルの従業員の方から声をかける徹底ぶりに、来てよかったという気持にさせる。駄目のホテルはホテルオークラだ。ここは昔は名門のホテルだったはずだ。後で知ったがロイヤルパークホテルはホテル宿泊客満足度No.1になっているのもうなずける。
株主総会も8社も行くと社長の理念が無い会社は悪くなり経営が傾くことがわかる。毎年JFEホールディングス に出ているが社長の考える理念は経営哲学そのもの、延びる会社は理念がある。
この頃解ったことは何をしたいか。どの様な生き方をしたいか。その人の考えが家族、地域、会社、国を動かす。今政治が駄目なのは国の長である総理大臣が自分の地位ばかり、気にして何をやりたいか理念が見えてこない。家族もお父さんが家族に対して子供たちをどの様に育てるかの理念無く、家族や周りの顔色を見ながら調子を合わせる男親が多い。男がしっかりしなくなったのも戦後の教育のせいだろうか。先輩後輩の付き合いも希薄なり、本も読まなくなり、その中で物事の判断も学ぶ機会もなく、大人になって自分で物事を判断できようもない。だから今の男子が女性化していると言われのもうなずける。