見栄

人は誰かに好く見られたいし、周りを気にしながら生きている人が多い。赤坂のホテルに勤めていた人が毎年来る年賀状が田園調布の住所、すごい所に住んでいるんだと関心していたら、たまたま用事でその近くに行く機会があって、住所を訪ねるとアパートだった。女性から次長の名刺をもらって驚いたが、100人規模の食品会社であった。西新宿に住んでいる人も古びたアーパトだった。やはり生きて行くには見栄やブランドは必要なのかも解らない。食べ物も器がよければ料理も美味しく感じると同じである。
よくパソコンを教えて欲しいと言われるがこのように言う人は殆んどパソコンのことを知らないし、勉強していない。自分なりに勉強して、どうしても理解できないときに、初めて教えて欲しいと言うのが筋だと思うが、初めから楽をして覚えようとしても身に付かない。パソコンを覚えたいなら好い本がある。パソコン解体全書 大島篤 (株)高陸社書店 3150円

2008年度の、「国民年金」や「厚生年金」など公的年金における積立金の運用損が、10兆円になったそうだ。運用利回り4.1%を前提と前に聞いていた。積立金は約140兆円で、そのうち90兆円を市場で運用しているとのこと。内訳は、国内債券が60%、株式が20%、外国債券が10%など、運用利回りもマイナス10%台に転落。プロでもこんなもの、素人に毛の生えた程度では株で儲けようとしても無理なのが解る。今斜め向かいの女性、一人で前に友達がいるかのようにしゃべっている。精神に異常きたしているのか。まだ若いのに、生きるて大変なことだ。高村光太郎智恵子抄に出ている智恵子だ。前の男の子ボールペンを1時間以上、右手5本の指の間をグルグル回している。右足は貧乏ゆすりをずっと続けている。喫茶店で一人でいることには不安で、身体に異常な動作に現れる。今の時代若者の精神を蝕む異常な事態になっている。