人との付き合い

世の中には自分より確実に劣る友達を大事にしている人もいます。そういう人は自分をダメにします。人間が堕落します。とにかく自分より確実に劣る友達は持つべからずで、薄情のようですが、スパーッと切り捨てるべきです。その点、司馬遼太郎さんは見事で、自分にプラスにならないと人、つまらない人、くだらない人はスパーッと切り捨てて相手にしません。それは一見冷酷だと思われるかもしれませんが、そのほうがいいと思います。しかし裏を返していうと、自分より偉い人に囲まれて生きていくというものも辛いことです。それでもやっぱりつき合う相手は「何かの拍子にあっそうか。そういう考えがあるか」というふうにこちらも刺激される人物ではないといけません。ただ頭がいいだけでは駄目で、人間的に優れていることも大事です。そしてある人物を評価するには、その人がどんな人間と親しくしているかを見るのが効果的です。