株価の動きとこの頃2

アランの言葉
感情 情念 表微
1 崇高
人間は何を追究するものであるか、何を賞賛するものであるか、何を軽蔑するものであるか、つまり人間が何ものにも替えてまでに手に入れようと願うものは何であるか。考えてゆくと、万人において、それは崇高の感情であることに気がつく。

崇高とは美と同じく、美学的判断力に属するもの。美の感情は、生を促進する感情を直接にともない、したがって、また、感覚的な刺激や想像力の自由なはたらきとも一致しうる。それに反し、崇高の感情の方は、間接的にしか生じない快さである。つまり、この快さは、生の諸力がいったんはしばらく堰止められるが、その後いっそう激しくほとばしり出る感情によってもたらされる。崇高は、感覚的な刺激と一致しない。崇高の場合には、心のはたらきはただ対象に引き寄せられるのではなくて、むしろ対象と反発しあい、また、たえず対象と引き離される。

1.美がすぐれて形式(かたち、形態)に関わるのに対して、
  崇高は、形式を持たないものについて見出される。
  だから、無限定性(無規定性)がその特徴になる。

2.崇高の感情については、その快さは、
  想像力の自由な遊びや戯れから直接には得られない。
  それは対象への反発を通し、不快を介してのみえられる。

3.熱情や無感動のようなものも、理念や理性と結びついた
  心の高揚や満足感を与えるので、やはり崇高の感情に属する。

よって崇高は、狭義の美とは対立するとはいえ、実は美がエネルギーを持ち、私達に強く訴えかけてくるための不可欠な要素である。崇高は、美がスケールの大きな美になるためにはどうしても必要なものなのである。たとえば、〈縄文の美〉が現代の日本人に強く訴えかけるところがあるのも、そのためなのである。また、多くの宗教画に見られるように、美が高じればおのずと崇高になる。崇高は「絶大」という「量」の概念によって言い当てられるもの。たとえば、広大な砂漠や星空、巨大なピラミッドには、その広さ・大きさによって崇高を感じる。また、火山のすさまじい破壊力や、同じ海でも荒れ狂う海には、その力故に崇高を感じる。

おはよー!またグリーンスパン前財務長官がまた稼いでいる。大手金融機関の破綻、国営化の可能性を指摘した。それを受け世界大中の金融株が下がって株価が再下値に近づいた。現施政者がそれを予測して血税を使って防ごうとしている。だが金融関係者もすでに退任したグリーンスパンの言行に売り叩いて反応している。なぜサブプライム問題を予測せず現恐慌の一因になったこと、当時の責任も忘れてこんな行動を野放図にするのかわからない。当人もアメリカが可愛いかったら、オバマやガイドナーと話しあえば良いことを‥恐慌を予測した金儲けにしか見えないね。結果から不安感や施政の邪魔意外にない。立ち向かっていく人がほしい。……今週は日米欧株式市場で最下値を予測して金縛り下値さぐりの相場になる予測がされている。世界の株価がほんの一部のニューヨーク先物取引を左右する人の考え方でほとんどが決められていく。この構図を壊してくれる大国、中国、ロシアはじめ新興の国の成長に期待したい。まだ少し時間がかかるが少なくともその目が出始めている。同時に日本の先物取引を左右する人達も成長しないと日本の自立が出来ない。アメリカ一辺倒から金融関係者の真の成長がほしい。……今週補正予算案が可決する云々、トヨタが09年の販売予想を650万台前年比20%減と試算してきたね。五年前のレベルだ。トヨタの試算で下請け会社や他社が動きを見せてくる。今朝の日経一面で化学会社が増産の見通しを発表してきた。株式市場は下値の模索しながら安い株価を作っている。勿論オバマ政権やニューヨーク先物取引を軸に、日本は小泉反乱でこの2ヶ月ぐらいに大きな流れが見られそう。

相変わらず鋭い指摘に関心します。私は図書館で哲学者のアランの本を借りて来て読んでました。アランの本を読んで気が付いたよ。幸福論のほうは翻訳しているのが串田孫一と中村雄二朗。感情 情念 表微の方は古賀照一、二つの読み物を読んで別の物に感じた。
感情 情念 表微の文章が詩的リズム感が在って面白く、アランが詩人なのか感じた。この違いは何であるのか、翻訳者が詩人ではないのか。ピンポン、インターネットで調べたよ。(1919-2006)詩人・仏文学者・評論家、宗左近のこと。『炎える母』で歴程賞を受賞。よく本当のことを知りたかった原書で読めと言われた。今度、古賀照一の文章を読んで見たい、これほどリズム感あり、詩を読んでいるな錯覚起こしてしまう文章である。自分ながら感の鋭さに関心する。

23日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルは、経営危機に陥り政府から支援融資を受けているゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラーの2社について、米財務省の外部アドバイザーが破産処理をした上で再建を目指す方法の具体的な検討に入ったと報じた。破産処理の費用は最低で過去最大規模の400億ドル(約3兆7000億円)になるとしている。
この情報は本当かも、株価が下がり始めてきた。

おはよー!昨日も話した。株式市場は下げたがっていると思う。ここが難しいところだ。WSJ紙は日本で言えば証券新聞だ。掲載の真意はなんだろう?。破綻法適用の記事はなんだろう?記事するとどんなところでどんなメリットがあるだろうか?まだしっかりと時間があることだ。URWや債権者への警告か?新聞紙の単純な売り込みか?反対への費用含む認識不足のないことへのPRか?、貴方、報道をモロに受け入れて騒ぐことの前に何故かを考えてください。議員のひとりが言えばその名前を使って今は利益がある人達は何でもありの時期です。株式市場は下げたがっています。いろんな思惑や損得で期限まで繰り返して続くと思いませんか。