石油の高騰のからくり

国際石油価格は、アメリカの代表的な原油であるウェスト・テキサス・インターミディエイト原油(WTI)の石油先物の価格で決まる。WTIの先物は、ニューヨーク商品取引所(NYMEX)に上場しているが、同じ先物商品は、ロンドンにあるICE(Intercontinental Exchange)という企業が運営するネット上の先物取引市場でも取り引きされており、アメリカのヘッジファンド投資銀行は最近、ニューヨークのNYMEXだけでなく、ロンドンのICEを通じて、さかんにWTI先物を買い、原油価格を高騰させている。
NYMEXはアメリカの市場なので、そこでの先物取引は、米政府の商品先物取引委員会によって監視され、投機的な行為は取り締まられる。だがロンドンのICEは、外国の民間企業による相対取引の市場なので、米政府の監視の枠外にある。投機で原油をつり上げたい米投機筋(ヘッジファンド投資銀行)は、ロンドンのICEで先物を売買し、米当局の目を盗んで意図的に原油価格をつり上げ、ぼろ儲けしている。

世界中が中国は今年は高度経済成長に入りオリンピックを迎え大きく飛躍すると信じていた。しかし食品問題、ラサの暴動、大地震とまたこの後に考えられる物価不足や政府不信と大変な試練を背負うことになった。アメリカの住宅証券化の破綻から世界中の金融業界の信用失墜でマネーバブルから商品高を生んでいる。振り返れば日本も国民全体がバブル後証券会社の倒産、合併、神戸の大地震や政府不信と苦しんで現在に至っている。「山高ければ谷深し」必ず良いことの裏で悪いことが進み、また反対もある。……要するに悪い時に如何に反省や対策をするかで早期回復や、再発防止するかが決まってくる。日本株市場も悪い風が吹いている。だから勉強をして自分に力をつけていかねばならないと思っています。私も大きく損をしました。しかし幸い私は貴方始め竹内さん、あんちゃん、郵便局と人に恵まれたと思っています。損を始めてから株の勉強の必要性を感じています。特に貴方には私の考えていないことを先回りして教えてくれますね。多分貴方自身が歩いた失敗が私の動きのなかに見えるからでしょうね。有り難く思っていますよ。

やはり調べて見るとこの異常の石油の高騰は裏に見逃している利権が感じられます。規制の法案がアメリカで通過すれば、石油の価格も正常の値になります。大統領が変われば風向きが株式の方向に来ると見ています。そのとき原料安になり日本の株式会社は立ち直ります。あと半年持ちこたえることが出来るかだと思っています。