思い込み

株価が市場でどのように決まるかは、需要と供給が交わったところで決まる。需要側の買い手も、供給側の売り手も、お互いに納得して、市場価格で取引をおこなうことは本当でしょうか?買い手が市場価格で買おうと思うのは、その価格が将来価格が上昇すると思うから買うので、いまの価格が割安だと考えている。売り手は、市場価格が割高で、将来下落すると考えている。買い手と売り手とは、全く正反対な思いで取引を行っている。この買い手と売り手のギャップがなければ、売買は成立しない。しかも市場価格について割安、割高であると考えるのは取引する人たちの勝手な思い込みであることがほとんで、市場価格は不安定なものである。もし割安と思って買ってもその後に相場が下落してしまえば、損切りやあきらめる。つまり、市場価格というものは、トレーダーの片思いで絶えず変動している。
自動車大手のホンダが、国内生産台数はピーク時に比べて約3割減の90万台となる見通しで、大幅な回復は難しいとの判断から、主な取引先部品メーカーに対して、人件費など固定費の約3割を削減するよう要請している。景気悪化や円高を背景として、生産拠点を海外に移管する気運が高まっており、国内での雇用が少なくなり、ますます働く場所や年収が少なくなる。民主党子供手当を考える前に円安にする事と、国内の製造業の工場を増やし、雇用を増やす方法を考えた方がいいよ。