外国製品に囲まれている

いま世界の動きは変わり初めている。日本は物づくりの技術があり、それを生かして富を築いてきた。小さな国土、わずかな資源しか持たず、それでも知恵と努力で今日の繁栄を築いてきた。しかし物づくりがわが国から、労働力の安い地域に移動し、有能な技術者の流出と、優秀な技術も海外に移転が進んだ。いまや中国、インド、ベトナム、韓国、台湾、マレーシアなどに移転し、わが国には技術、技術者はほとんどいなくなってしまっている。彼らはかつての日本のような物づくり国家となって成長している。いま、わが国の消費生活の中に海外製品が増えている。コンピューターは言うには及ばず、繊維製品などは海外ものが圧倒的の多くなってきている。食料品についても、自給率が低下し、ほとんどを海外に依存している。自給率は最悪の40%になっている。その他の先進国の食料自給率アメリカ128%、フランス122%、ドイツ84%、イギリス70%などになっている。私たちは着るものから、食べ物、コンピューターなどの身の回りの物まで、外国製品に囲まれて生活している。かって日本が強いときは、JAPANE AS NO1と言われ、いまはJAPAN NOTHING(存在しない日本)になりつつある。