景気の悪化

リクルートは、9月30日発売号を以て、求人情報誌ガテン」を休刊すると発表した。
1991年に創刊した「ガテン」は、土木・建築・ドライバーなど技術職の求人を扱う仕事情報誌で毎週水曜日に、首都圏を中心として4万2000部を無料で配っていた。しかし、景気悪化により求人数が大きく落ち込んでいることで、休刊を決めた模様で景気の悪化がこのようなところにも現れている。
倒産原因はすべて「不況型」の販売不振で、会社規模はいずれも50人以下。中小企業に厳しい状況が続いている。倒産件数がそれ程少ないのは国の緊急保証制度が歯止めになっていると見る。しかし、景気回復には程遠く政権交代で今後の政策に不透明感がある。不況型倒産で起こる原因は見当違いに経費の管理状況を改善しようとして、できるだけ給与の支払いを小さくしようとする。それらの多くの組織では従業員の退職率が高まり、新規雇用や新入社員の訓練により多くの経費を必要とするようになる。