思い込み

景気がすぐに好くなると思い込みの根拠は早く楽な生活になりたい。人間が持っている自己防衛で、世のなかの流れの判断を間違えてしまう。日本のバルブ以後、また土地や美術品等を庶民が買いあさるほど景気が好くなることは二度と起こることが無かった。人間は不思議なもので現実に起こった事実を記憶し再びまた来ることを期待続ける。これは人間持っている生きるエネルギーであって、未来に希望が無ければ生きる希望も無くなる。
景気が好くなるには3年かかる根拠はアメリカが今年1月に景気対策を打ち出した際350万人の雇用創出を目標に掲げていた。ところが今年上半期だけで就業者数の減少は338万人まで膨らんでおり、これでは景気は好くならない。後は中国の景気に頼りたいがアメリカの規模に比べてまだ小さい。6月の非農業部門雇用者数は、前月比46万7000人減少と、エコノミスト予想平均の35万人減を大幅に上回る減少幅となった。同雇用者数は、今年の初めに約70万人減となって以来、減少幅が縮小してきていた。だが6月に減少幅が再び拡大に転じ、年後半に景気が上向くとの見方に大きな疑いが生じてきた。何年もかかってここまでひどい状態になった景気は、数カ月ではひっくり返せないとオバマさんも言っている。