大學卒の芸術とは

今日、株仲間の人に会ったら、これから日本橋三越でやっている展覧会に行かないかと誘われ、行って見れば解るが面白いよと言葉を濁した。大学を卒業し、現在院展にて活躍している日本画家よるグループ展。会の命名平山郁夫氏。57点出ていたがどれも色ずかいや画題が平山郁夫もどきで、最高の学位の出た人の作品とはガッカリした。絵描きの世界とはこんなものでしょうかね。連れあいも音楽の世界にいるが高田三郎さんや平井康三郎さんが死んでしまうと力を失い生徒もこず、毎日会うたびに大人の音楽教室やりたいと夢ばかり追う。哀しいかな芸術の世界は大学で習う先生からの束縛から逃れないのか、先生の名声や威光をの下にいた方が得なのか、自分の芸術を確立せずに終わってしまう。

通産省は日本が得意にしてきた富裕層向けの高機能製品が景気の影響を受けやすいために、品質を維持したまま、価格を抑えた製品へ軸足を移し、アジア・新興国の中間層向け市場を開拓するよう求める平成21年版通商白書を閣議に提出した。日本は米国への輸出依存度の高さと、自動車を中心とした高付加価値製品への偏りが、日本の輸出を他国以上に落ち込ませる原因になったと分析している。これは長い眼で見ると所得が低くなる可能性が強い。製品の単価が低いことは利益率が低くなり、もうけるためには大量に売らなければならない。消費が世界的に落ち込んでいるところに、安い物を造ることは社員の給料を抑えることに成りかねない。