大學卒の芸術とは

今日、株仲間の人に会ったら、これから日本橋三越でやっている展覧会に行かないかと誘われ、行って見れば解るが面白いよと言葉を濁した。大学を卒業し、現在院展にて活躍している日本画家よるグループ展。会の命名平山郁夫氏。57点出ていたがどれも色ずかいや画題が平山郁夫もどきで、最高の学位の出た人の作品とはガッカリした。絵描きの世界とはこんなものでしょうかね。連れあいも音楽の世界にいるが高田三郎さんや平井康三郎さんが死んでしまうと力を失い生徒もこず、毎日会うたびに大人の音楽教室やりたいと夢ばかり追う。哀しいかな芸術の世界は大学で習う先生からの束縛から逃れないのか、先生の名声や威光をの下にいた方が得なのか、自分の芸術を確立せずに終わってしまう。