景気は?

12日発表した3月の景気動向指数(速報)は鉱工業生産財出荷指数や生産指数(鉱工業)はプラスに、数カ月先の景気の量的な動きをみる先行指数は76.6で、前月より2.1ポイント高く、6カ月ぶりに上昇した。消費者態度指数や鉱工業生産財在庫率指数(逆サイクル)、最終需要財在庫率指数(同)などが押し上げた。しかし有効求人倍率、中小企業売上高(製造業)、大口電力使用量などがマイナス要因になった。これをみると在庫調整と派遣労働者の解雇や社員のリストラで押し上げたと見たほうがいい。中国の景気を見るときはどんなよい数字が出ても信用しないで電力使用量が増えたとき、景気が好くなったと思った方がいい。