金融工学?

おはよー!貴方に出会った頃「アメリカは金融工学が進んでいる」ときかされた。しかし何か疑問が多い。経営している企業の株価が1ドルなんて病人に毒を与えているようだ。まわりの人は警戒感をもち寄り付かない。商品を買わない、お金を使わない。結果として病人を救えず連鎖でまわりの企業も病人にしてしまう。企業価値を表す指標もありながら度を越した極限の株価の値付けは殺人的になっている。殺せないから国営化と言う植物人間にされて追いこまれては立ち直りに長い長い時間がかかる。どんな優秀な医師でも横で毒を飲まされてはね。……今朝の株価は理由はザコに後付けさせればとよいと先物取引の連中のやりたい放題だ。市場に不安感の1ドルの脅し毒をバラまいて不安感のなか売りたたき買い上げている。自由市場や金融工学のなかに企業の経営破綻に不安の漂う市場でこんな博打的な市場を容認するメカニズムがあるなら政府の言う早期景気対策も効果が半滅だ。グリーンスパン爺が言う大恐慌到来の舞台作りや音響効果の特効薬の負の効果も忘れてはならない。……私の株が塩漬けになっているから余計に頭にくる。また世界中の人を巻き込んいる大恐慌到来がこれからもっと不幸として襲いかかる憤りがあるからだ。しかし今日はこれから長年勤め上げた会社の仲間が作っている会に出席する。みんな爺ちゃん婆ちゃんだけど口だけは達者だからおもしろい。内心は今朝のアメリカ株価がほぼ戻ってくれ、今日に限って楽しさをもらえて助かった。貴方もゆっくりやってください。

人間持っている欲望が満たされていると闘争心や野心が薄れてくる。今の日本は欲しい物がなく、じっとしていれば何とか生活が出来る。貴方に経済は人間の欲望に根ざして要るといわれ、日本人は農耕民族だし、アメリカ人は狩猟民族と言っていたことが少し理解できるようになってきた。狩をする民族は自動車産業でも助かる見込みなしとなれば、GMであれ群れを守るために見捨てられる。下からはい上がって来る者だけが生き残る。それがアメリカのドリームを生む。しかし今のアメリカは企業を保護をし、強いアメリカは這い上がってきた者だけが生き残ることで強いアメリカであった。それをあまりにも保護をすれば益々弱いアメリカになってくるよ。
昨日の日経経済新聞、夕刊の一面に国際商品にマネー再流入、取引量、危機前の水準と載っていたね。貴方は怒り心頭だろうね。政府の投入した資金が回りまわって商品市況に流れて来ている。これでは一部の連中が儲けるだけで景気は好くならない。製品を造りそれを消費者が買って巡回することで景気が回復するのに不景気に便乗して一部の儲ける連中がいる。6日に米労働省が発表した2月の雇用統計は、景気を敏感に反映する非農業部門の就業者数が3カ月連続で65万人超も減少するという雇用情勢の厳しさを浮かび上がらせた。3カ月間の失職者数は計200万人規模に膨らんでおり、第二次世界大戦後では最悪の水準になった。オバマ米大統領が掲げた今後2年間で350万人の雇用を創出するとの方針の大型の景気対策法案を成立させた。だが、雇用創出につながると期待される公共投資の具体像は一向に見えてこない。米国内では景気刺激には程遠い内容で、効果は期待できないとの失望感も広がっている。このまま行くと大変な大不況になる。まだ日本はのんびりしている。