GMの問題点

GMの年間利払い額は30億ドル(約2900億円)を超えている。GMが2009年を乗り切るのに必要な公的融資額を170億ドル(約1兆6200億円)と見積もっており、当該債務の金利としてさらに9億ドル(約860億円)が加わる。つまり、GMは約600億ドル(約5兆7000億円)の債務と年間約40億ドル(約3800億円)の金利負担を背負うことになるのだ。
債務の返済も必要だ。GMの財務諸表によると、返済期限が迫っている債務は、2009年に23億ドル、2010年に2億ドル、2011年に17億ドルとなっている。新車開発やマーケティング活動、ブランド再編に振り向けることも可能な資金を、こうした債務の返済に回さざるを得ない。