まだ解らない

先週末の米雇用統計の悪化が示すように、米景気後退のリスクが高まっていることは確かである。また、決算を控えた欧州金融機関の損失拡大が明らかになる可能性や、モノライン大手の格下げの有無についても引き続き予断を許さない状況であることなどから、米国株がこのまま上昇基調を維持するかは不透明である。日本株についても、米国株や為替の動向次第では再び下値を試す局面も考えられる。

昨日の夕刊フジに掲載されていた、2005年12月8日、みずほ証券が新規上場のジェコム株を61万円で1円を1円で61万株と誤発注したのを見逃さず、わざか10分でで22億円の利益をあげた投資方法
現在190億円。

160万を元手に80億に!
2000年10月、160万でスタート。
2000年末、300万に。
2001年末、6千万に。
2002年末、1億円に。
2003年末、2億5千万に。
2004年末、10億円に。
2005年末、80億円に。
5年でなんと資産、5000倍の成績。

投資スタイル
スイングトレード(短期売買)が基本。
2〜3日から2週間程度でひとつの取引を終了させるスイングトレード
スイングトレードはディトレードに比べ大きな利幅を狙うことが出来る。
また数ヶ月以上の中長期投資に比べ、株価大暴落時に被るリスクが少ない。
相場は相場に聞け。
企業の業績や相場を動かす情報よりも、株価の動きだけを緻密に捉えて儲ける。

2000年〜2002年
株価下降期。株価が下降する時でも1本調子で下げるのではなく、下げてはある程度値段を戻すという繰り返し。その波を読み取り、下がった時のリバウンドを狙って買う。(押し目買い)
具体的にはランキング情報を見て、25日移動平均線より株価が大きく下がっている銘柄を選ぶ。
当時は兼松、日商岩井、住友重機工業、井関農機などが25日移動平均との乖離率が60%から70%あった。それらの下がり過ぎた株を買って、一時的に反発したところで利益を確定していく。
そうして5〜10%程度の利益を積み重ねる。

2003年春〜現在
株価上昇トレンドの中で儲けを拡大していく。
超大型株を中心に売買。この相場では超大型株を選べば儲けられる。
具体的には売買高ランキングを参考にして上位銘柄を選ぶ。
例えば三菱UFJ住友金属工業
売買高上位の銘柄は機関投資家個人投資家も注目しているので、相場が動き出すと一方向に向かっていく傾向が高い。
現在彼が大量保有しているのは東海アルミ箔とシーマ

取引手法
損切りを素早く。
想定以上に下がった時に、上がるまで待たない。早めに損を確定する。

投資環境

仕事場は3〜4畳の広さ
木製の机の上に、パソコン3台とモニター6台。
そのうちの3台に個別銘柄の情報・市況全体に関する情報・ランキング、残り3台は予備。
取引証券会社、楽天証券
投資関係の雑誌はまったく見ない。
会社四季報」の情報やニュースをインターネットで見るくらい。

1日の生活

朝8時15分起床、
先物相場の動向、米国株の状況を確認。
楽天証券のツール「マーケットスピード」で扱っている銘柄の株価情報も見る。
新聞・テレビは見ない。日経新聞はぱらぱらと目を通す程度、とらなくてもいいと思っているほど。

9時〜
注目している銘柄の売り時や買い時を見つけて取引。

11時過ぎ、
午前の取引が終了する11時過ぎに遅い朝食。

後場
午前と同じ。

15時過ぎ、
その日のニュースをネットで確認。
1時間ほど、その日の反省。

16時以降
株のことは考えないようにする。
テレビゲームもやらない。近所に散歩にいくくらい。

生活スタイルとジェイコム株騒動

株の利益で買ったもの

家族と住む2億の自宅とトヨタの高級車くらい。(車は家族が運転、本人はペーパードライバーとのこと。)
家は千葉県市川市に05年8月購入。茶色の煉瓦張り、鉄筋コンクリート3階建て、延べ床面積440平米

生活

一部報道では無職とされたが、れっきとした専業トレーダー。
大学卒業直後から自宅で始める。
きっかけはネット証券が出来て、個人でも売買しやすくなったから。
サッカーの中村俊輔を思わせる風貌に、ジーンズに黒のニットというようなごく普通の青年の服装。
お金の使い方を知らない。財布の中身も一般人と変わらない。
クレジットカードも持ってない。
服は地元のダイエーで買う。
現金は出来るだけ持ち歩かない。普段は見ないようにしている。
時に数千万単位で損を出すこともあるので、いつも現金を見ていると、「あんなに損をしたのか」と精神的ダメージが大きくなるから、とのこと。
株で稼いでいること誰にも伝えていない。
合コンもいかない。
3年前くらいから株取引自体面白いとは思わない。仕事だと思ってやっている。
2人兄弟で現在独身。これまで株の本を書いたことや露出もほとんどない「知られざるカリスマ投資家」
もともと株にすごく詳しいわけでもなく「パソコンを打つのは速かった」(父親)程度。
株書籍で猛勉強することもなく、独自の取引術で巨額利益を稼ぎ出したようだ。
複数のジャスダック上場企業の大株主に名を連ねたこともある。

ジェイコム株騒動

H17年12月8日、みずほ証券ジェイコム証券誤発注騒動
自己資金34億あまりで、同社株を7100株購入、20億以上の利益を上げる。
誤発注と知って買ったわけではなく、ジャイコムの初値を100万と予想していたのに、ストップ安の57万2千円をつけたので安いと思って買ったとのこと。
05年は1年で60億以上の利益を上げているため、ジェイコム株の利益も自分ではさほどすごいとは思わないとの感想。

上記内容は、週間ポストに掲載された青年へのインタビューからほとんど転載した。
投資方法は自分が考えていた方法と一致するのだがただ一つ違うのがある、自分が予想して買って下がったとき素早く損切りができない。