大変だ

今日も大暴落、自分が思ったより深刻な事態だ。サブプライムローン連鎖だ。
次のようなことが出てきた。
米国の信用力の低い人向け住宅ローン(サブプライムローン)問題に絡み、「モノライン」と総称される金融保証専門会社の経営問題を米国市場関係者が注視し始めている。金融商品の支払いを保証するモノラインが、サブプライムローンの保証急増で破たんすれば、サブプライムと無関係の金融機関にも損失が連鎖的に出るからだ。すでに格付け会社が大手モノラインの格下げを検討、新たな不安が広がっている。
市場関係者が動揺したのは昨年12月。米大手格付け会社が、モノライン中堅の「ACAファイナンシャル」の信用格付けを「シングルA」から投機的な「トリプルC」に引き下げると発表。大手の格付けは「トリプルA」に据え置いたが、今後の見通しは格下げの可能性がある「ネガティブ」に引き下げた。
格下げの背景にあるのは、サブプライムローン問題でモノラインの支払いが急増する可能性だ。
「一つが専門」という意味のモノラインは1970年代に誕生、金融商品を専門に保証業務を行っている。債券を発行する企業や地方などがモノラインに保険料を払い、債務不履行が起きた場合にはモノラインが債権者に支払う仕組み。モノラインの保証がつくことで債券の信用度が増し、発行企業などの資金調達を容易にしている。
モノラインはここ数年、米国の住宅市場の活況や旺盛な個人消費を背景に、サブプライムローンや消費者ローンなどが組み込まれた金融商品の保証を進め、収益を大きく伸ばしてきた。米調査会社などによると、保証額の残高は2兆ドル(約214兆円)を上回る。だが、事業拡大の反動がここへきて一気に表れた格好だ。
サブプライムローン関連の支払い急増でモノラインの経営が行き詰まった場合、モノラインが保証する金融商品の信用が傷つき価値も急落、価格が暴落する。金融商品を購入した他金融機関も損失を被り、債券の発行者の資金調達への悪影響も避けられない。