感動

いま渋谷を散策している。たまたまこちらの方に用事があり、ついでに前から一度は行ってみたかった音楽喫茶店ライオン、道玄坂のストリップ劇場の坂を上がった所にある。インターネットで視る写真は西洋にある白いお城に写っていたが、目の前の現実にガッカリ、期待が多き過ぎるほど、そのギャップが大きい。入らないでそのまま東急本店に抜けた。この道すがらはラブホテルがある。小さな飲食店が多くあったがほとんどシャッタが閉まって閉店している。渋谷の表側はにぎやかに人の行き来があるが裏に回れはやはり不景気。若者はお金がなく、ラブホテルを使わないのだろう。
ここまで来たついでに赤坂見附を降り、赤坂、六本木まで歩いて見た。びっくり、バブルのころや東急ホテルにいた友達がいたころには華やかで輝いていた街の寂れよう。前ならすぐに入ったのに、空き店舗になっている。赤坂のTBS地域にお客を取られてしまっている。ただ若い人だけだ。大人の街だったころがなつかしい。ラブホテルや高級店が採算があわずやっていけないのが解る。のんびり歩きながら六本木ミットターン前の公園にいる。みんなコンビニで食べ物を買って、外の無料のテーブルで食べている。ワンコイン500円が相場だ。食事代が5000円がなつかしい。
日本は環境に配慮した五輪に力点を置いたコンセプトがインパクトに欠け、64年大会以来の五輪は実現しなかった。今後は20年五輪招致への再挑戦が焦点となるが、IOCの調査で支持率は55・5%にとどまっている。いかにして市民の理解を得るかなど、課題は山積している。昔、今ほどテレビが家庭に普及していなく、プロレスの力道山に夢中になり、巨人の川上、長島、王に、若の花、柏戸とスポーツにヒーローが出て国民が夢中になり、感動を与えてくれた時代が来ない限りの日本にオリンピックはこない。そのてん、リオは感動がある。