議員の年収

衆議院選挙のとき、議員が選挙民に土下座して自分に入れてくれるようにお願いしていた。そこで議員さんのお給料は土下座するほどの年収をもらえるのか興味があって調べてみた。具体的には、ヒラの議員で月額137万5000円。これにボーナスにあたる期末手当てが718万円。これだけでざっと年収2400万円。しかし、国会議員が手にしているのはこれだけではない。これにプラスして、文書交通費という名目で、毎月100万円が追加支給されている。また、これとは別に、議員にはJR各社や航空会社の特殊乗車券(航空券)なども提供されている上に、公務出張の場合は別途実費の交通費等が支給されるのだ。さらに、その国会議員の所属する会派には、一人あたり月65万円の立法調査費なるものが支給される。ここまで合計して、国会議員一人に対して税金から支払われる額は、実に年間4400万円。 さらにさらに、国会議員一人あたり、三人の公設秘書は、給料全額税金で丸抱えである。三人あわせてざっと2000万円。これを秘書に払った事にして、懐に入れていた議員もかつては少なからずいたというのだから、空いた口がふさがらない。結局、ヒラの国会議員一人維持するために年間6400万円以上の税金が、直接費だけで必要なのだ。 この額は基本的に、衆議院でも参議院でも同じ。現在衆議院議員は480人、参議院議員は247人が定数。合計727人に、これだけの額が支払われているというわけだ。6400万円かける727人で465億円。 この額には、国会を維持する為の事務方賃金、設備費、選挙に要する膨大な費用、さらには大臣、議長等の役職加算、役職者に提供される運転手付きの車等の費用は一切含まれていない。日本はアメリカなどに比べて、人口あたりの国会議員数そのものが3倍近い。
衆議院で480人の議員さんも必要であるのか疑問が起こる。20代、30代の議員では経験も知識もなく、官僚は東大を出て上級試験をパスしたエリート、話してもトンチンカンな話をすればバカにされる。法案などを通過させる人数にすぎないし、6400万円はもらいすぎ。
衆議院で480人もの数の議員は必要があるのか誰も感じない世のなかはおかしい。世のなかがそうになっているからあたりまえである考え、例えばFe(鉄)はさびて赤い酸化鉄になる。しかし純度を上げて99.9999%の高純度に高めると、普段見られる鉄からは創造できない性質が表れて、さびなくなる。通常の鉄は不純物として酸素が入り込んでいる。鉄の結晶内にさらに酸素が入りこみ、さびる。高純度の鉄は鉄の結晶構造が規則正しく、酸素が入り込むすき間がなくなっているようだとしか言えず、はっきりしたことは解らない。常識に物事を考えると真理が見えてこない。