戦後最悪の業績だ

月曜日の株価は大暴落、アメリカの日本株ADRが全面安、企業の09年3月期決算で、巨額の損失計上が相次いでいる。電機大手9社の純損益の合計額は2兆2200億円の赤字。8大銀行グループも計1兆5600億円の赤字になった。これほど悪い決算だと思ってもいなかった。人減らしを加速し、9社の削減・配置転換計画を合わせると、正社員、非正社員で計8万人以上にのぼる。10年3月期の見通しも悪い、これから本格的なリストラが始まる。戦後最悪の業績悪化だ。
この前、経済新聞に柳川範之というかたの面白い経歴が載っていて、その本の紹介があった。この人は高校は大検でとり、大学は慶應義塾大学の通信教育課程を卒業し、東京大学大学院経済学研究科修士課程修了、同博士課程卒業。経済学博士(東京大学)。慶應義塾大学経済学部専任講師を経て、1996年東京大学大学院経済学研究科助教授、2007年同准教授に就任、現在に至る。この人のことは「独学という道もある」と言う本に詳しく書いてある。自分も16歳で社会に出て、高校、大学と夜間で学んで来たから自分と同じような生き方の人がいたことはうれしいことだ。親父が小学校1年のとき病死したので早く社会に出たかったのと、お金がもった無いだけだった。今大學をまともに出てもマックと同じようマニャル本が無いと理解できない人がいるのにはビックリする。今日は浅草三社祭、普段は何処のお店も倒産する前のように、電気が薄暗く活気がないお店が多いが、今日は違っていた。何処のお店も、お店の電気はこうこうと輝き、輝いていた。夜にはライトアップした大型神輿も出て浅草の街が今までと違ってみえた。日本もかって輝いていた時があった。バブルが弾ける前、アメリカニューヨークのビルを買ったり、損害保険会社のオーナーがゴッホのひまわりをかったときもあった。あれから坂を転がるように日本は衰退した。みんなでお神輿を担げば好いのかも知れない。浅草マック、5人ほどの中古年者が気持ち良さそうに眠っている側に若者がおしゃべりしているアンバランス、不思議な光景だ。三鷹の駅のマックはお受験生や品のよいご婦人たちがいる。どの世界が人間として幸福か、解らない。

米保険2社が15日、仮に財務省から働きかけがあったとしても注入を申請するつもりはない、との方針を発表した。十分な自己資本保有していることを理由として挙げているが、営陣への報酬や外国人の採用などで、政府の介入を受けるのを恐れている。また資本注入した銀行米金融大手ゴールドマン・サックス(GS)とJPモルガン・チェースによる公的資金の返済をする。
GMは米国内に5969ある販売店のうち年末までには約3600店に減らす方針だが 販売店契約は各州法で守られている。販売店側は反発し、全米自動車ディーラー協会は6万3千人の雇用に影響を与えるとして補償などを求めて法的措置に訴えると言っている。破産法申請なしでは契約打ち切りをできないようだ。アメリカは契約社会、こんなところにスムーズにことが運ばないところがある。GMが破産法を申請すれば、かなり経済は波乱含みで、思ったより経済の立ち直りが遅くなるようだ。