勘違いしないように

米連邦住宅金融庁(FHFA)が24日発表した1月の全米住宅価格指数は季節調整済みで前月比1.7%上昇した。プラスに転じたのは2008年2月以来11カ月ぶり。1月の上げ幅は1991年の現行統計開始以来で最大。アメリカ国内の住宅価格動向を示す最も一般的な指数の一つであり、住宅価格は個人消費に大きな影響を与えるため、アメリカ国内の景気指標としても重視されている。
これは米国の一部地域では、住宅価格が借り続けるより買った方が安いというレベルにまで下落。加えて住宅ローンの金利が過去最低水準となったこともあり、マイホーム購入を考えていた賃貸派の人々が買い始めたことである。景気が好くなったことではない。